★サリュサリュ! ヽ(´▽`)/★
前回の続きです。
前回は↓↓↓
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ミカエルと私の出会いは、今から7年前のモスクワの空港。しかも税関でつかまって尋問を受けまくる私の後ろで、彼が待ち続けるという、気まずい出会い(笑)
当時私は勤めていたブラック社長の命令で、詳しくは書けないようなものを、ヨーロッパから日本に運ばされている最中(笑)。焦って辺りをキョロキョロしていたので、彼の事はよく覚えていた。
腕に刺さった無数のピアス、鋭いモチーフのタトゥー、ごっつい厚底ブーツ、なにやら トゲトゲしたアクセサリーたち…
「てか、超ロックな人がうしろで待ってるしーー!!!(;´д`)」
だがよく見みると違和感が。イケてる革ジャンの上で、ひときわ光を放つ…
……
………女の子のバッジ。
え、それ何ですか? 「エリナ押し」って……エリナって誰?! しかも丸文字。
その疑問は数時間後、飛行機に乗って 解消されることとなった。
だって彼、私と同じ日本行きの飛行機で、 しかも隣の座席だったから(笑) さらに、彼の滞在先は、私が当時住んでいた場所の近所で、友達が住んでいるゲストハウスというミラクル。これがミカエルと私の友情の始まり。
そんなミッキー曰く、 「日本のアイドルをコンサートで応援することは、スポーツ観戦と同じ」とのこと。
みんなで一体となって応援し、熱くなり、感動できる。こういうアイドルは日本にしか存在しないらしい。未熟でおぼつかない状態から、スタメンとなり、たくさんのコンサートやイベントをこなして成長していく。 やがては卒業してプロの世界に入っていくか、第二の人生を歩んでいく…
そこにたどり着くまでを、いろんな形で 「参加しながら」応援し、見守る。
ハッピを着てオタ芸を披露しながら、メンバーのアイテムを身につけている彼の姿は、プロ野球ではなく、青春まっただ中の甲子園を応援する応援団に見えた。
もちろん多くのファンはそれだけじゃなくて、 好きな女の子を、自分たち(男性的な力)によって、魅力的な「アイドル」に磨き上げたい、支配したい、という欲望も持っていると思うけど…
私はアイドルファンに対して、よくそんなまだ特徴がないというか、キャラが立っていない子のためにCD何枚も買ったり、熱狂できるなあ、と思っていた。でも、ミカエルを見ていて思ったんだが、みんな初めから圧倒的なファンなわけじゃないんだね。
「ファンだから 参加する」ってわけではなく、「参加するから ファンになる」ってわかった。
つづく…